仙台・福島・山形市議会広域観光連携推進協議会(三市協)の令和5年度研究会が、福島市で開催されました。

仙台・福島・山形市議会広域観光連携推進協議会(三市協)の令和5年度研究会が、福島市ホテル福島グリーンパレスにおいて開催されました。

平成18年に「広域観光連携の推進に関する三市協定」が締結されて以来、三市の市議会においても、交流人口の拡大と国内外からの観光客の誘致を一層推進し、トライアングル観光構築とその発信のため、観光情報共有化とその提供、既存資源の掘り起こしによる新たな観光推進策の提言や環境整備促進に取り組んできました。

今回は仙台市議会からは議員31名、山形市議会からは議員26名、福島市議会からは議員33名が参加しました。講師は、福島市観光コンベンション協会事務局長の横葉純一氏で、演題は「VISION2025地域 DMO としての CSV 型地域づくりの実践」でした。

講師の横葉氏が観光コンベンション協会に入社した2021年は、前任者・吉田秀政事務局長の「VISION2020/2021」の後半でした。バトンを受けた横葉純一事務局長による2023年からの3か年戦略方針が「VISION2025」になり、今回はこの5年間の活動報告です。

ポイントは大きく3点。

①福島駅西口の観光案内所の情報発信機能と交流機能を強化して、「Face to face交流拠点への進化」。

②観光サイトのオウンドメディア化、「福島市観光ノート」の発行。

③「補助金偏重型」から「利益創出型』への組織変化です。自ら稼いで地域に投資する「地域データマネージメントへの挑戦」、「市ふるさと納税の受託運営」、「前例のない多様なコロナ支援」、「ふくしまピーチホリディの取組み」。

特に、「ふくしまピーチホリディの意義」として、桃を活用した『新たな産業クラスター』創出戦略と今後の戦略には大きな可能性を感じました。

最後に、福島市観光コンベンション協会の戦略方針目標として「グローカル・ハブ」を掲げて、「VUKA(ブカ…将来の予測困難な状態)、人口減少、デジタル化社会における南東北の人口・産業・雇用のダム」を「福島市の理想形」と訴えました。