2011年の想い

笑顔になれるふくしま

東日本大震災と福島第一原子力発電所事故をきっかけに、グローバルな視点を身につけた古里ふくしま。

 四半世紀、情熱を傾けてきた地元タウン誌の編集現場で強く感じたのは、首都圏から新幹線で90分の位置にありながら、田舎への郷愁を残した桃源郷・福島の存在です。花見山、おいしい果物、温泉、近くにはスキー場あり、ゴルフ場あり、クルマなら1時間で太平洋の荒波も見に行ける、まさしく宝島。この魅力を全開できたらと思うとワクワクする胸躍る日々でした。

 しかし、2011年3月の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故。
当初は、見えない放射能への恐怖心で疑心暗鬼。しかし、立ち止まる暇もなく、被災者の受け入れと守らなければならないものへの必死の取り組み。やがて、状況が見えてくる中で、多くの市民は福島のこの現実の中で生きる覚悟を迫られました。

 一方、感謝しきれぬほどの支援は、県外、国内ばかりか海外からもいただき、絆が広がりました。原発事故、メルトダウンという人類の英知を結集しなければ解決できない試練を乗り越えるために、今、グローバルな交流を呼び込こむ中で、福島の新しい進路が切り開かれつつあると思います。支援もビジネスも、スポーツも文化も、研究も世界への道が開かれだしています。2011年以前の首都圏との関係における桃源郷としての福島から、その持ち味を生かしたグローカルな“夢の島”としの「日本の福島」の創造へと動き出しました。

福島花見山から