相馬野馬追祭の本祭り、正に伝統を築いている熱い現場が、とても魅力的に感じました。

5月26日㈰は、相馬野馬追祭の本祭りに、来賓としてお招きいただきました。

例年7月開催でしたが、酷暑の影響から人馬保護を目的に、今回から2か月前倒しとなりました。

この日は、朝7時に自宅を出て南相馬市役所へ直行しました。議長室に案内されて、平田武議長に挨拶後、徒歩で市役所近くの沿道の観覧席に移動。382騎の騎馬行列「お行列」は、甲冑を纏った騎馬武者たちが人馬一体の勇壮な姿で続き、迫力がありました。中には、小さな子供や若い女性の騎馬武者姿も。毎年、沿道からの地域の声援を受けて育っていく子供や若者たちの緊張した容姿、正に伝統を築いている熱い現場が、とても魅力的に感じました。

小1時間、騎馬行列を見送り、歩道のパイプ椅子から腰を上げて市役所へ戻りました。

続いて、招待客用シャトルバスに乗り込み、雲雀ケ原祭場地へ向かいました。山頂ゲート付近で降車して、開催を待ちわびる人ごみのかき分けるように案内されて、南相馬市招待席へ。まずはお茶のボトルと弁当をいただき、腹ごしらえをした後、いよいよ、迫力のある甲冑競馬、神旗争奪戦を観覧しました。

会場のアナウンスも、古武士を思わせる大先輩からの歯に衣着せぬ指示や檄が飛び交い、伝統の生の荒々しさがまた新鮮でした。

全力疾走する騎馬武者の風を切る、旗のたなびく音が、離れた観覧席まで響いてきました。 「これが相馬野馬追の“音”です」。場内アナウンスが耳に残りました。途中で、門馬和夫・南相馬市長が招待席に挨拶にいらっしゃいました(写真下・中央)。

後日、「『涼しい野馬追』は熱中症を減らし、3日間の観光客数は昨年より9,100人増やす結果につながった」と新聞報道にありました。

いろいろお世話になり、ありがとうございました。