第2回古関裕而作曲コンクール本選会に出席しました。

6月30日㈰は午後から、第2回古関裕而作曲コンクール本選会に出席しました。演奏は、指揮は飯森範親、演奏はシエナ・ウインド・オーケストラでした。

当日、ふくしん夢の音楽堂の会場入り口で配られたパンフレット表紙には、「『古関裕而のまち・ふくしま』の進展と発展に加え、昭和から現代にまで歌い継がれる名曲を生み出した古関裕而の功績をレガシーとして継承し、次世代を担う作曲家の育成と世界へ羽ばたく機会を創出するため、100年の計としてコンクールを開催します」と。未来へ向けた2行の決意表明です。

開会式の木幡浩実行委員長の挨拶にもありましたが、「(審査にあたり)今回は”メロディーの美しさ”を付記しました」。

第1回開催の前回は、予想が外れて、審査結果が読めませんでしたが、今回の8曲の審査結果は、素人の耳にも順当な気がしました。

審査結果は、第1位・萩原友輔「恋初める茉莉花」、第2位・松尾賢志郎「明日の神話」、エール賞・根岸淳也「碧」でした。

最後に、審査委員長の池辺晋一郎氏の講評がありました。

「‥‥(応募者の皆さんが)作曲にあたり、いろんなモデルを思い浮かべながらの、苦労が伺えます。そうした中で、オリジナリティを自分のものとして成就できたかでした。最も大事なのは、今回の結果はもとより、この後の羽ばたきが大切です‥‥」。池辺氏が壇上の8人にエールを送りました。

また、池辺審査委員長は、「吹奏楽の面白さ、古関先生が実践した美しいメロディー、いいメロディーの解釈がむずかしいと思いました」と、率直な感想を述べられたのも印象に残りました。

「100年の計として」の古関裕而作曲コンクールは、福島には大きな挑戦と思いますが、この日会場にお集まりの皆さん同様、私も末永く続いていってほしいと願います。(写真協力/福島市古関裕而作曲コンクール実行委員会)