仙台・福島・山形市議会広域観光連会推進協議会(三市協)の研究会が、3年ぶりに仙台市で開催されました。

1月16日、仙台・福島・山形市議会広域観光連会推進協議会(三市協)の研究会が、3年ぶりに仙台市で開催されました。

はじめに、三市協の阿部亨会長(福島市議会)、仙台市議会の赤間次彦議長、仙台市の郡和子市長の挨拶があり、講演会に移りました。

今回の講師は宮城学院女子大学の非常勤講師の木村浩二氏で、演題は「伊達政宗のまちづくり~城下町のヒミツ~」でした。木村氏は、NHKテレビの「ブラタモリ仙台編」に、2週にわたりナビゲイターとして出演し、歴史関係の講座や講演、街歩きガイド、さらには街なかの段差・坂・崖をめでる愛好会「仙台段差崖会(がっかい)」を主宰するなど活躍されている方です。

話の中心は、伊達政宗の城下町〝仙台″建設についてで、地理的には青葉山東端に山城(本丸)、広瀬川を介して東部台地に城下町を建設。地形・地質的には三方を丘陵に囲まれた河岸段丘の台地は、仙台上町段丘・仙台中町段丘・仙台下町段丘からなり、活断層を介し東南部に仙台平野が広がっています。さらには、最盛期には約6万人が暮らしたという城下町を支えた都市インフラ、上下水道・雨水処理システムの構築という土木的面からのアプローチなど5つの視点から紹介いただきました。

結びは、「古絵図・古地図を持って町に!」「政宗公のまちづくりに学び、明日のまちづくりに活かす」ということでした。

終了後は、三市の議員がそれぞれテーブルに分かれて意見交換会を兼ねた昼食会がありました。参加者した福島市議会議員は32名、仙台30名、山形20名で、福島からはバスでの移動でした。