山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターが、先端企業を米沢市に〝誘引”するワケをご存知ですか?

DSCF7144DSCF718210月9日㈮午後、米沢商工会議所の人材確保・定着促進事業事務局主催の米沢地域産業見学会に参加。念願でした、米沢オフィスアルカディア内にある山形大学有機エレクトロニクスイノベーションセンターを初めて見学しました。

山形大学工学部キャンパス内にある基礎・先端研究をする「山形大学有機エレクトロニクス研究センター」と一体運営され、それと連動してこちらは応用・実証する施設です。

センター内のクリーンルームや実験室には大学サイドの高額な機器が備えられて、2階の常住できるレンタルオフィス「インキュベーション室」の企業からの派遣者がそれを利用し実用化を研究するとともに、大学としては企業の要望に応えて製品の実用化につながる研究を効率的に進められるように支援しています。経済産業省の「技術の橋渡し拠点」整備事業、文部科学省の国際競争力強化地域にも位置づけられています。

当日、写真中央の正面を向いている松田副センター長が熱く語られた、これから世界に向けたチャレンジの話には、グイグイ引き込まれました。このセンターの位置づけと、激しく競争を繰り返している国内外の先端企業の多くが米沢市に“誘引”されるワケが理解できました。“誘致”じゃなくて、“誘引”された企業はいかなる事情ができても、そう安々とは逃げてはいかない。将来にわたって、東北においては、先端企業は米沢を中心に集積していくだろうと思いました。