6月15日㈬、降ひょう被害が特にひどかったフルーツライン沿いの果樹園を現地調査しました。  

 

6月3日の降ひよう被害では、福島市においてはフルーツライン沿線の果樹を中心にナシ・リンゴ・モモの3品種で被害額の9割、さらに野菜・小菊等を含め総額約6億円の被害が発生しました。

 

一番被害が大きかった日本なしは、被害面積179ha (栽培面積の45%)で、被害見込金額2.25 億円。

りんごは、被害面積148ha(栽培面積の30%) で、被害見込金額1.46 億円。

ももは、被害面積108ha (栽培面積の18%)で、被害見込金額1.97億円でした。

 

6月15日、今回、被害の大きかった飯坂町平野地区の「あづま果樹園(吾妻一夫さん)」のりんご園となし園と、大笹生地区の「油井果樹園(油井亮司さん)」のなし園を現地調査しました。

 

吾妻さんからは、「あの時は風が舞っていて、りんごは上ばかりか下の実にもひょうがあたりました。今後、あたったところの果肉がコルク状になります。なしは、皮をむけば大丈夫だが、商品価値がない」とのこと。

 

油井さんからは、「果実の傷に加え、来年実を付ける若い枝にも傷が付き、黒星病対策のためこの季節10日間隔の消毒が7日間隔に指導がありました。傷から感染しやすくならないといいなと思っています」。

 

今回は、今後、傷ついた果実や来年実を付ける枝の傷等に対する消毒や販売等に対する支援について要望を伺いました。