幹回り245センチのなし、品種は「晩三吉」です。

幹回り245センチのなし、品種は「晩三吉」です。この日は凍霜害などの話の最後に、樹園地の入口にどっしりと構えたなしの“巨木”について伺いました。初めてメジャーをあてたという町庭坂・東原の園主の高橋さんは、「現役で、美味しい実をならせます」と優しい顔で話されました■この間、市内では4月25日朝と5月10日に霜が降り、なしやりんご、ももに被害がでました。果実の元になる「子房」が黒くなる凍害が起きて落果、実がなっても割れてしまうという話でした。今年は3月にかけて気温が上昇して開花が早まり、その後に低温が続いたことも影響しました■福島市の農政部の調査では、なしの被害は庭坂地区が主で約2,700万円、りんごは向瀬上地区が主で約1千万円、ももは松川地区が主で約300万円の被害額です■6月に入り、市の支援策として病害虫防除薬剤購入支援(申請期限6月30日・市農業被害対策係)、県では果樹産地防霜施設整備対策として6月補正予算で防霜ファン等の導入を支援しています。