4月18日㈭、千葉県船橋市での「会営競馬場 所在都市協議会」の定期総会に出席しました。

4月18日㈭、千葉県船橋市において、「会営競馬場所在都市協議会」(「都市協議会」)の定期総会が開催され、公務が重なった議長の代理で出席しました。

都市協議会は、中央競馬会営競馬場及び関連施設の所在する市議会議長で組織されて、この間、都市協議会では競馬場周辺の環境改善による財政負担、競馬開催に起因した課題、それと住民要望などを解消するため、国や中央競馬会への働きかけを続けてきました。

今回の総会には札幌市議会から北九市議会まで12市議会の議長が出席し、令和5年度歳入歳出決算(案)、令和6年度歳入歳出予算(案)など5つの議案審査を行い、原案を満場一致で可決しました。この中には、令和6年度の都市協議会の「運動方針」と、農林水産省と中央競馬会への「要望書」も含まれています。

今年度の運動方針のポイントは以下の通りです。

「環境整備事業の改善及び促進を図るため、交付額の前年度実績の確保はもちろんのこと、さらに次の運動を強力に推進する。

1 環境整備費の交付額について、令和6年度の本場における売上額は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための入場制限等の緩和が進み、回復が見込まれることから、前年度を超える額を確保すること。

2 環境整備費が一般寄付であるという趣旨を尊重し、本事業の適用区域・対象事業を拡大するとともに、交付率、使途割合及び上限額を改善又は撤廃する等、所在都市の実情に見合った改善を図ること。」

 

総会の翌日は、船橋市議会事務局の案内による3か所の視察がありました。初めに、日本では唯一の日本中央競馬会競馬学校を案内いただきました。競馬学校には、JRAがより優れた技術と知識を持った騎手と厩舎従業員にふさわしい人材を養成するために、3年間の騎手課程と短期集中の6か月間の厩務員課程の2コースがありました。技術面のトレーニングはもとより、社会人としての一般教養も習得できるようにサポートしているとのことです。キャンパス内を案内していただき、馬場や厩舎、体育館、覆馬場などを見学しました。卒業生が制作した美術作品が展示されている部屋では、若かりし頃の武豊騎手の作品を見つけて写真撮影となりました。

次に、環境整備費充当事業で整備された市内の「法典公園」を視察し、最後に、平日ではありましたがJRA職員の方に中山競馬場の施設を案内いただきました。強風で砂ぼこりが舞う中での視察となりました。