経済民生常任委員会の所管事務調査「古関裕而氏を活かしたにぎわいの創出に関する調査」がいよいよ大詰めを迎えました。

8月19日㈬10時から経済民生常任委員会が開催されて、所管事務調査「古関裕而氏を活かしたにぎわいの創出に関する調査」の委員長報告のまとめについて、前回出た修正箇所の確認などを行いました。

この間、連続テレビ小説「エール」に関連する市当局から施策の詳細な説明を聴取するとともに、古関氏の功績と古関メロディーを継承するための中核となる古関裕而記念館へ、放送前と再オープン後の2度にわたり現地調査を実施いたしました。

また、参考人として、本市の音楽文化総合アドバイザーである三浦尚之氏を招致し、「エール」放送にまつわる苦労話や「古関裕而氏を活かしたまちづくり」の将来像や音楽、芸術を活かしたまちづくりがもたらす効果や魅力などについて話を伺いました。

さらに、先進地として、「音楽によるまちづくり」に取り組んでいる静岡県浜松市、ジャズの力で地域活性化に取り組んでいる愛知県岡崎市、連続テレビ小説「半分、青い。」放送を活かしたにぎわいの創出に取り組んでいる岐阜県恵那市への行政視察を行うない、限られた時間の中で詳細な調査を実施いたしました。

これらの調査の結果を踏まえて、「3点の提言」を行うことになりました。今回の委員会で修正がなかったため、今後は各会派に持ち帰っていただき、次回の委員会までに確認いただくことになりました。最終的な内容については、9月定例会議最終日に行われる経済民生常任委員長報告において述べさせていただきます。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、今回のエール放送により古関氏と本市に対する関心は一気に高まりました。この盛り上がりを一過性のもので終わらせることなく、これからも「古関裕而のまち・ふくしま」を市内外へアピールすることが重要です。今回の報告(素案)は、「古関裕而氏を活かしたまちづくり」により、本市が、50年、100年先まで魅力にあふれ、誇りと愛着を持って住み続けたいと思われるまちとなるよう、委員全員の願いが込められたものになりました。