福島市議会「東京2020オリンピック・パラリンピック調査特別委員会」と福島成蹊高校生徒の皆さんとの意見交換会に参加しました。

3月23日㈯午後から、福島市議会「東京2020オリンピック・パラリンピック調査特別委員会」と福島成蹊高校生徒の皆さんとの意見交換会が、春休み中の同校演習室を会場に開催されました。

今回の意見交換会は、「東京2020参画公認プログラム」として、組織委員会に正式に認められたもので機運醸成に取り組む企画です。

「復興五輪」として位置づけられた今大会は、来年7月には福島市内佐原のあづま球場で野球1試合とソフトボール6試合が予定されています。聖火リレーでは、福島県はJビレッジがスタート地点となり、宮城・岩手と同じく他県より1日多い3日間回ることになっています。世界中から多くの観戦客が訪れ、テレビでも世界中に放映されるオリンピック・パラリンピックは、まさに世界中に「現在の福島」と「復興支援感謝のメッセージ」を伝えられる絶好の機会になると思われます。そこで、今回の意見交換会は「高校生の皆さんならどのように感謝をつたえるでしょうか」という生の声を伺う場です。それぞれ高校生8名と特別委員会委員2名が一班を構成し、AからEまで5つに分かれて約90分間のワークショップを行いました。

私がグループレーダーを務めさせていただいたD班の意見交換の中では、事前に提出していただいたレポートをもとに、「提灯祭りや新しいわらじ踊りで歓迎する」、「校庭でノビノビ運動する姿(復興の象徴)の発信」、「ボランティアでお返し」、「竹灯篭での感謝のメッセージを発信」など、みんなでできることを出し合いました。
次に、これを表現する場として、2年に1度公開している「桃李祭」(今年秋)に結び付け、行動を起こすこと。この様子をSNSや、市・商工会議所等の協力を仰ぎながら地域のホームページとリンクさせて広げ、来年夏のオリ・パラに向けてその動きを地域レベルに拡大させていくという2段構えのプランにまとめることができました。

当初、進行役(ファシリテーター)として話の着地点が見えない不安もありましたが、参加意欲をみなぎらせた生徒の皆さんの気持ちにヒットできて、これからの学校行事とコミットさせ、やる気になれば自分たちの力で実現可能な今年秋の「桃李祭」にまとめ上げていくプロセスに立ち会うことができたのは楽しくもあり、ホッと胸を撫で下ろすことができまでした。

本当に実現できたら素晴らしいですね。