今回は「自主防災組織の活性化について」をテーマに、会派主催の「第6回市民の皆さんとの意見交換会」を開催しました。

11月19日㈪午後2時から市民会館第2ホールで、会派主催の「第6回市民の皆さんとの意見交換会」を開催しました。今回は「自主防災組織の活性化について」をテーマに、市民の皆さん30名にお集まりいただき、活発な議論が繰り広げられました。

会長のあいさつに続いて、意見交換会第1部は「福島市内における自主防災組織の先進事例と効果的な災害図上訓練(DIG)について」の講演を企画。これをもとに、5つのグループに分かれて意見交換会を実施しました。

各班の発表では、様々なご意見が出されました。幾つかを紹介します。
「資源災害発生時における危機対応や避難場所などはハザードマップによる周知が図られ、自主防災組織などの対策が講じられていることを知ったが、町内会に入っていない方への周知やハザードマップにない浸水箇所や避難経路の確認など、町内会を中心に一人一人の意識醸成に向けた取り組みが重要になると感じました」
「自主防災組織はあるが、町内会加入率の低下などの影響で十分に機能していないのが実情。要援護者対応については対象者全員が登録している訳ではないので、町内会で独自調査を実施しているところもあり、参考にすべきです」
また、問題点として、「自主防災組織の組織率は高いが、運用や引継ぎの不徹底などで形骸化している」、「防災組織図が機能するか試してはいない。また、災害弱者の把握がだんだん難しくなっている」といった指摘も出されました。
同時に、これらへの対応として、「防災へ役立つ諸活動として、地域のお祭りを通じて人的交流をして、いざという時に助け合えるようにしています」といった実践的なご意見もいただきました。

第2部の「ご意見・要望をもとに真政会の議員との自由な意見交換」では、今秋の側溝の土砂上げについて市の広報の在り方や、グループホームと地域の災害時の協力体制についてなどを巡り意見交換が行われました。

今回、参加者の皆さんからは、「実際の問題に即した、とても勉強になる内容でした」や「他地域も同じ悩みがあり、情報交換出来て勉強になりました」などの声が寄せられ、身近なテーマなだけに真剣な討論がなされて好評でした。初めての参加者は約6割で、「初めての参加でしたが、自由に質問出来たこと、素晴らしい交換会でした」、「初回で何も知らないまま参加したが、皆様の熱意があり良かった」などとの感想をいただきました。
次回の開催時には、より多くの皆様の参加をお待ちしております。