平成30年度福島大学研究・地域連携成果報告会がウェディング エルティで開かれました。

12月1日㈯、平成30年度福島大学研究・地域連携成果報告会がウェディング エルティで開かれました。

中井勝己学長のあいさつに続いて、「オリンピックと地方創生」と題して国土交通省元事務次官・武藤浩氏が基調講演。近年の訪日外国人旅行者の増加が日本経済を牽引する「稼ぎ手」に変化しつつあること。オリンピック・パラリンピック開催による外国人観光客数への影響と共に、その後も見据えた訪日プロモーションの戦略手的高度化につなげて、スポーツツーリズム需要の拡大戦略やスポーツ庁のスポーツによるまちづくり・地域活性化活動支援事業について紹介していただきました。

本題の福島大学の研究と地域連携の成果報告については、次の5つの事例が報告されました。①食農学類準備室長の金子信博教授による「食農学類が考える地域貢献」、②人間発達文化学類の安田俊広教授による「エビデンス基づいた運動指導で地域を元気にする」、③経済経営学類の沼田大輔准教授による「ふくしまでのオリンピックにおけるエコなレガシーの提案」、④行政政策学類の今西一男教授による「地方都市郊外住宅団地の再生―福島蓬莱団地を事例に―」、最後に⑤共生システム理工学類の小沢喜仁教授による「福島イノベーション・コースト構想が目指すものについて―新しいコトづくりがふくしまを変える!-」です。この中で、①の金子教授の専門である土壌生態学の理論を応用した木質チップによる森林除染についての説明と、③の環境経済学の沼田准教授の提案については興味を惹かれました。
この報告会終了後、会場をエルティ1階に移し、交流会が開催されました。木幡市長も駆けつけてきて、あいさつをいただきました。