福島県農業総合センター果樹研究所での「農業総合センターまつり」を訪れました

9月1日午後、今回は1日限りという福島県農業総合センター果樹研究所での「農業総合センターまつり」を訪れました。この間、王秋ナシの保存等の研究をお願いしている流通加工科主任研究員の國分計恵子氏がいらっしゃれば情報交換をとの思いでしたが、残念。

館内の果実の紹介コーナーで、今回注目されたのは福島県で開発されたリンゴの新品種「べにこはく」です。「ふじ」の後に収穫される極晩生の品種で収穫から2~3カ月ほど貯蔵しても蜜が多く残り、日持ち性が優れています。加工特性も良く、六次化への活用が期待され、実際、会場にはチップスやジュースなど展示されていました。

屋外では、試験圃場の公開が企画され、初めて広い場内をスタッフの方に案内していただきました。道沿いに、この時期としては珍しい真っ赤に色づいたリンゴが目に留まりました。まだ名前のない育種のリンゴ「PX56」で、この手のもので世に出るのは50や100に一つの確率と伺いました。色づきと味は別なそうです(正直、試食したかったです‥‥)。

次に、一番気になっていた王秋ナシの成木と苗木を案内していただきました。戻ってきたときに、お返しに説明いただいたスタッフの方に、この間、福島市が花見山での試験販売や試食会をして王秋ナシの可能性に熱い思いを抱いていることをお伝えしてきました。王秋ナシファンが二人増えたかな?

帰りに、JAふくしま未来の果樹センターの松山さんの所により、情報交換をして帰宅。久々の気持ちのいい青空の下、王秋ナシ談義に花が咲きました。