5月3日㈷、二ツ小屋隧道(ずいどう)保存会の現地での特別講座に参加しました。

5月3日㈷、二ツ小屋隧道(ずいどう・トンネル)保存会の現地での特別講座に参加しました。まず、大滝橋手前の駐車場に集合して受付後、開会式。会長代行の加藤佳一氏の挨拶後、明治の遺構が残る貴重な旧西川橋まで新緑の中を歩きました。

 

道沿いには廃村になった大滝宿での朽ちかけた民家が点在。中でも明治4年10月3日に、明治天皇が奥州巡行の復路で、当時、円部で茶屋を営んでいた渡辺勇吉宅「小休所」となった所には、「鳳駕駐蹕之蹟(ほうがちゅうひつのせき)」碑が建ち、同行した守谷早苗(県文化財保護審議会委員)からの解説がありました(写真上)。

 

明治の遺構が残る貴重な旧西川橋に到着後、座学を30分ほどして、周辺を自由散策(写真中)。再び、歩いて集落跡に戻り、年に一度のお祭りで「大滝会」(会長/須田信男氏)の皆さんがお集まりしていた大山祇神社へ。

 

まずはお参りして、隣の広場、かつての中野小学校大滝分校跡で、本日メインの「大滝会」の皆さんとの屋外座談会移りました(写真下)。子供の頃に大滝宿で暮らしていた十数名の大滝会の皆さんと質疑応答。当時の仕事や食生活などの暮らし、小・中学校の思い出話など当時の大滝宿での楽しかった話が皆さんの口から生き生きと蘇りました。 今回、この企画に対して、大滝会の皆さんからは「感謝!感激!」の感想もいただきました。地域での暮らしを伝承すること、聴き取り、交流することの大切さについて考えさせられました。

屋外座談会終了後、全員で昼食。事務局で準備していただいた弁当をいただきました。

最後に、集落入り口の長老沢にある大滝鉱山の銅採掘坑道跡入口前での説明があり、閉会式、解散となりました。