尾木ママ、確信の語り口で。「一番大切なことは、この時代を生きている子どもたちへの尊敬の気持ちです」。ハッと気付かさせられました。

9月25日日曜日は、「福島市特色ある幼児教育・保育プロジェクト報告会・子育て講演会」を聴講してきました。尾木ママこと直樹氏の「今、育てたい 子どものこころ」の講演に魅かれてのことでした。

「実践家の立場で、僕は臨床相談学」という尾木ママは、「朝からのどが渇いていてね、ごめんなさいね」とコップの水を一口飲むや、不安だらけの中で生きている子どもたちをズームアップ。

「新型コロナ禍の中を生き延びようとしている子どもたちは、ロシアのウクライナ戦争下にあるとんでもない雰囲気の中、地球温暖化時代を生き、親や先生が知らないSNS時代を生きている辛さ、さらにはあさって(27日火曜日)安倍元総理の国葬が迫る中、先が見えない不安だらけの中を生きています。

これだけ困難な中ではありますが、子どもに寄り添い、子ども権利条約にのっとって丁寧な言葉で説明すれば大丈夫です。」

一番大切なことは、こういった時代を生きている子どもたちへのリスペクトの気持ち、大人の子どもたちへの尊敬の気持ちが大切であることを、尾木ママは確信の語り口で話しました。ハッと気付かさせられた瞬間でした。

この後、第2部としておかやまこども園園長の岡崎寛子氏の「いつでもいけるよ!畑は遊び場」のプロジェクト報告、尾木ママと岡崎園長、木幡市長をパレリストにパネルディスカッションがありました。コーディネーターは三浦浩喜福島大学学長でした。(写真協力/こども政策課)