「真結の会」全9名参加により、開設3年目を迎えた福島大学食農学類を視察してきました。

7月26日㈪、所属する「真結の会」の全9名の議員により、2019年4月開設で3年目を迎えた福島大学食農学類を視察しました。

当日、管理棟2階・大会議室には、生源寺眞一学類長はじめ、荒井聡・金子信博両評議員など教職員9名の皆さんが出席され、詳細に説明をいただきました。相互のあいさつと自己紹介の後、まず農業生産学コースの髙田大輔准教授により、教育の特徴といえる「農学実践型教育(実践型教育プログラム)ふくしまフィールド活動報告」をしていただきました。

次に、金子信博評議員による大学院設置構想の説明がありました。すでに現在、「福島大学食農科学研究科(案)」の設置を構想中で、30名規模で学際性を高める3つのプログラム(発酵醸造学・アグロエコロジー・農業アントレプレナー)から選択できるものを考えているとか。今年5月末の学内調査では、食農学類在学生(3学年)のうち半数が進学を希望していて、そのうち45%が食農科学研究科を希望しているといいます。「『攻めの大学院プラン』を作っているのでご支援ください」との要望を伺いました。

その後、研究棟内を視察し、それぞれの研究室に設置された高額な研究設備や有害鳥獣被害対策に期待される観測用ドローンなどを担当教員の方から説明いただきました。

大会議室に戻り、授業を終えられてきた食品保蔵学の升本早枝子准教授による「果物の健康機能性の研究」成果の紹介がありました。

最後に意見交換があり、生源寺眞一学類長からは「専門分野に閉じこもらない、交流のできる若者に育ってほしい。農業法人に就職して独立するとか」。また、農林サークルに加入している学生が100人を超えて盛況なことから、学類の立ち上げに大きくかかわった小山良太教授からは「この中から起業したい子どもたちが出てくるのではないか。ぜひ、応援して欲しい」との話を伺いました。

帰り際に、管理棟玄関口で参加者全員の記念撮影をしました。(報告が遅れました。)