奥松川橋上流・矢細工地区側の護岸工事が「河川敷の民地の一部かさ上げ」を含めて急ピッチで進めていただき、一番の危険箇所の工事が完了しました。

この間、松川の河川改修工事が、福島河川国道事務所により進められている中、広域農道に架かる奥松川橋上流の町庭坂矢細工地区側の護岸については問題が残されたままでした。

それは、護岸の縁を通っている市道が、年々、松川岸側(写真上・雑木林側)が少しずつ沈下していることでした。大分以前に、吾妻支所により木の板で法面の土留めを部分的にした形跡がありますが、最近は「路肩注意の杭」を十数本打って注意を喚起するとともに、さらには地域の要望に応えて砂利を提供し、下がった方の路面に砂利を敷いて水平を保つという状況でした。

私も何度かこの市道を試走しましたが、道幅も狭く、夜間や雨の日はとても危険で一つハンドル操作を間違うと河川敷まで転落しかねないという中で、地域住民の方からも護岸の改修工事の延長に絡んだ路肩の補強を望む声が出ておりました。

今までこの話を複雑にしていたのは、市道の一部について法面から河川敷まで民間の土地が絡んでいるということでした。しかし、今回、台風19号の災害復旧のための護岸強化が喫緊の課題となる中で、福島河川国道事務所により「河川敷の民地の一部かさ上げ」(写真下の土砂部分)を含めての護岸工事が急ピッチで進めていただきました。

この3月には、一番の難所だった箇所の工事が完了するとともに、残った一部東側の工事についても次年度には工事の見通しとなりました。地元にとっては長年望んできた安全安心対策が一気に進んでほっとしたところです。