「地下歩道内でのスケートボード利用により、騒音と通行者の危険に悩まされている状態です」。メールが届きました。

6月8日に、メールをいただきました。一部を紹介します。「数年前より、主に若年者による歩道内でのスケートボードの利用により、騒音と通行者が危険に悩まされている状態です。以前、郷野目町会長、福島県警に相談しましたが、明確な回答、解決には至っておらず、スケートボード利用者を発見した時点でその都度警察に連絡の上、注意してもらう形を続けて欲しいと話があり、数年続けておりました。先日、警察より地下歩道のコンクリート部に凹凸の加工やマットを敷くとか、金属のポールを立てる等の対策をして、スケボーが走る事が出来ない状況に変えるべきと話があり、今後の進め方等、ご相談させて頂けますでしょうか」

ご本人にお会いする前に、まず事前に市役所内の建設部路政課と市民・文化スポーツ部の生活課を尋ねて、下調べを2点しました。①市民のみなさんから市役所に苦情など届いている情報があるかどうかを確認、②問題の国道脇の地下歩道の所管等についてです。①は市民のみなさんから情報は届いてないこと、②は所管は福島県となり、相談窓口は県北建設事務所となりました。

6月議会が終わった翌週の21日㈫にメールの送り主のMさんと、現場でお会いしました。直接伺った話は、以下の内容でした。市内郷野目向町地内の国道115号線の方木田跨線橋と並行する「金込町地下歩道」が、スケートボード利用者の練習場と化し、隣接する民家からは、「バガーン、カキーン」と鉄板を叩いている音や2,3人で騒いでいる声が、夜7~8時から深夜1,2時頃まで響いて安眠できず悩み、その都度、警察に相談してきたといいます。週2,3回から、多い時は毎日、自転車やクルマで集まってきて、警察の指示通りに110番通報しています(写真下の入口付近のクルマは、この記事とは関係ありません)。

6月23日㈭午後、県北建設事務所の企画管理部管理課を伺いました。この件については、福島市から話が届いているとのことでした。当面は、「福島市・福島警察署・福島県の3者連盟の注意喚起の看板を設置する方向で検討しているとのことです。そして、その後の状況を見る」とのことでした。状況の改善が見られない場合には、警察からのアドバイスにあったように、スケボーができないように地下歩道内にポールを設置するとか、路面を加工するとかの対処についての検討についてお願いをしてきました。

さて、他の市民の方に迷惑がかからないない中で楽しめるスケートボード場が、今年度中にオープンする予定です。今年の3月定例会議で明らかになりました。中心市街地にオープン予定の新しいスケードボード練習場は、民間で施設整備、福島市が施設の整備費用を支援することになりました。すでに、今年度予算に667.7万円を計上してあります。今年の3月定例会議にいて、同僚議員の質問に対しての市長答弁がありました。

◎市長(木幡浩) お答えいたします。スケートボードや3x3バスケットボールなどのストリートスポーツにつきましては、東京2020大会で大いに注目されました。本市では、これまで十六沼公園に専用のスケートボードパークを整備し、市内外からの多くの利用者の需要に応えてまいりました。3x3バスケでは、新たに蓬莱中央公園内の一角にバスケットゴールを設置し、気軽に競技を楽しめる環境を整備する計画であります。また、新年度、町なかの民間施設にスポーツ広場の整備をいたします。町なかでストリートスポーツに興じる若者が、通行人に迷惑をかけることなくスポーツを楽しめるとともに、アクセスが格段によい町なかであることから、市スポーツ振興公社や各競技団体などと連携して、ストリートスポーツの体験会や初心者向け教室などを開催し、若者が新たなスポーツに触れるきっかけづくりを支援してまいります。スポーツを通じて若者の町なかでの動きを活性化させながら、町なかのにぎわい創出にも寄与してまいります」

具体的な情報としては、今年度中にパセオ通りにある営業中のテナントビルの屋上に、民間施設としてスケートボード場が整備される予定で、現在、打合せが進行中とのことです。