大堀川の上流域と小坂地区の金堀沢における台風19号による被害状況の調査をしました。

10月17日㈭、連日ですが台風19号の被害状況を調査。

 

午前中は、庭坂水利組合から連絡が入った大堀川の上流域、天戸川から取水した農業用水と富山地区からの沢水の合流地点(A)から、流れ下った芳ヶ沢落とし口(B)までの1km弱の農業用水における被害状況を調査するため、佐藤進組合長に同行いただきました。この用水は、山すそを走る山形新幹線の数十m上方を流れています。

 

調査の結果、(A)地点から300m弱は富山方面からの沢水に運ばれた土砂堆積物で完全に埋まっていました。また、水路が溢れて山肌を削り、流れ下った所も数か所見受けられました。今回の調査では、今後、それぞれの沢から流れ下った想定を超える土石流が、下を走る山形新幹線の線路に乗り上げるという危険性も感じました。

 

同日午後からは、在庭坂字小坂地区を流れる金堀沢周辺における台風19号の被害状況を、庭塚北部区の阿部良重区長に案内いただき、現地調査をしました。

 

まずは、金堀川の「落差工」に溜まった大量の土砂、さらには護岸を越えて周辺の畑に溢れて土砂が流失した箇所を確認。次に林の中に入り、砂防堰堤に溜まった大量の土砂と、今回の台風で大きく浸食された両岸の状況を説明していただきました。最後に、山から流れ下った雨水で深く浸食された農道へ向かい、砂利道が深く削られた状況を確認しました。

 

これらの台風19号による被害状況は、地図に現場写真を貼り込んだ報告資料を作り、翌日18日㈮に所管する農林整備課に行って説明するとともに、早急な復旧工事をお願いしました。