荒町北原地内と内町休所地内の2カ所の土砂上げが完了したと吾妻支所から連絡をいただきました。
遡れば令和元年10月のことです。
12日には台風19号により大雨・洪水警報が発令され、結果として福島市内では家屋等の被害は床上浸水の669件、床下浸水590件などが発生しました。
農林業被害につきましては、農地の冠水や土砂流入による農作物等への被害のほか、農業用水路や農林道における法面崩壊等の甚大な被害が発生しており、本市における被害額は約14億円余となりました。
また、道路や河川等につきましても、法面や路肩の崩落、土砂崩れ、護岸崩落や河床洗掘など多くの被害が発生いたしました。
庭坂地区においても、地区内を流れる大堀川の周辺で被害が発生しました。
上流域の通称“上堰(上堰)”では、富山方面からの増水した沢水により水路が約270mの区間土砂で完全に埋まりました。
下流域の野田堰も堆積土砂で埋まりました。
また、同地区内町の堀之内地内で堰に流木等が引っかかって氾濫して、数戸が床上・床下浸水の被害に遭いました。また、稲刈り前の水田や畑への土砂の流入、法面や路肩の崩落など大きな被害が出ました。
その後の迅速な対応によって多くは復旧しましたが、住宅地周辺で河川に堆積した土砂については今後、災害を誘発しかねないことから、早急なる土砂上げを要望してきました。
今回、6月30日に吾妻支所から連絡があり、荒町北原地内(写真①、②)と内町休所地内(写真③、④)の2カ所の土砂上げが完了したとの連絡をいただきました。