静岡市役所を訪れて「中山間地域への移住支援制度について」伺いました。

(報告が抜けていましたので、遅れてアップします)
2月2日㈮、会派の行政視察で静岡市役所を訪れて、市内の約80%の面積を占める「中山間地域(オクシズ)への移住支援」について、農林水産部中山間地振興課から話を伺いました。

この地域主導型移住促進では、「移住促進事業補助金」が交付され、各地域団体による移住体験イベントの開催などを通じて、①受け入れ体制の強化、②地域住民の移住に関する本気度のPR、③空き家情報バンク登録物件の増加、④移住前から知り合いを作れる、⑤詳しい地域情報を直接伝えられるなどのメリットがあり、平成28年実績は14世帯34人、平成29年実績は9世帯18人の好結果を生んでいます。定住の前に「交流」があり、知り合いになってから将来の定住に繋げていくという、知り合いになってから将来の定住に繋げていくという「オクシズ・プロモーション」。静岡市の取り組みを、ぜひ参考にしたいと思いました。

〔取り組み内容〕
1、 さまざまな田舎暮らしのニーズに応えることができるよう「中山間地域空き家情報バンク」を「オクシズ」ホームページの移住情報に登録し紹介。
2、 手続きの流れとして、①移住希望者の空きや内部の見学(中山間地振興課)、②移住希望者の協議申出書の提出(誓約書・住民票・納税証明書)、③空き家所有者、町内会長等に申出書(市が審査後)が提出された旨の通知、④所有者からの返答、⑤地域との顔合わせ、⑥契約交渉(契約に関しては市は関与せず)
3、 この事業を促進するための助成として、「中山間地域移住者用住宅改修事業補助金」があり、補助対象者・対象経費に限り10分の9を補助し100万円を上限とする。
4、 報奨金が設定されて、中山間地域の移住した1世帯につき1度、かつ中山間地域空き家バンク理洋での移住で6か月以上の居住実績がある方に、世帯の構成員の数に応じて交付。なお、「町内会の加入等、地域住民と協調した生活をする」など5点の遵守事項が決められている。
5、 地域主導型移住促進のため、移住促進に取り組んでいる地域団体の活動費を補助する補助金「移住促進事業補助金」を交付している。補助対象経費の10分の8以内の額とし、50万円が上限。用途として、移住体験イベントの開催など。