「福島地方水道用水供給企業団(水企業団)」の議会議員に選出され、8月定例会で初質問。
8月から「福島地方水道用水供給企業団(水企業団)」の議会議員に選出され、8月31日㈭には、初めてとなる8月企業団議会定例会に出席しました。
水企業団は、摺上川ダムからの受水による効率的な水利用及び合理的建設と管理運営を行うため、昭和60年10月5日に県北地方1市11町によって設立されました。現在は、その後の市町合併により3市3町になり、定例会は2月と8月の2回開催されています。企業団の議員定数は11人で、福島市からは内5名の議員が参加しています。
今回の審議事項は、議案第3号「平成28年度福島地方水道用水供給企業団水道用水供給事業会計決算認定の件」で、平成28年度決算について認定を受けるものと報告事項が2件ありました。
最初の企業長(福島市長)の提案説明の中で、「今年度、すりかみ浄水場は本格供給から十周年を迎え、記念事業として子ども向けホームページの開設、東北初となる浄水場カードの作成と配布、浄水場特別公開開催などのPRを進めてまいりました。6月には来場者も累計6万人を超え、企業団事業へのさらなる理解と関心を深めていただいたものと考えております」との話がありました。
一般質問は3名の議員が行い、私も1件伺いました。
【質問】「決算概況において再生可能エネルギー導入支援事業に係る補助金交付申請を行っているが、企業団としての再生可能エネルギー導入への取り組みについて伺う」。
【企業長企業長答弁】
「企業団では、平成27年7月に策定した「第2期事業運営計画」に基づき、「安全・安心でおいしい水の安定的な供給」を基本理念に、安全・強靭・持続の三つの柱を掲げ事業を行っています。このうち持続の施策では水道施設への省エネルギー、再生可能エネルギー導入の検討を行うこととしています。
平成28年度の福島県再生可能エネルギー導入支援事業の補助については、既設の 緊急放流施設を使い、浄水作業排水を利活用した小水力発電設備の導入の可能性について調査したものです。その結果、小水力設備・規模や採算性について検討し、導入が有効であるとの調査結果を得たところです。また、この調査とは別に、浄水場調節池の敷地を活用した太陽光発電設備の設置についても検討しております。
再生可能エネルギー導入の取り組みについては、平成29年度は、緊急放流施設による小水力発電、及び調節池における太陽光発電を官民連携事業として、民間発電事業者を公募し実施していく計画であります。また、福島増圧ポンプ所への小水力発電設備による再生可能エネルギー導入可能性調査も実施いたします。企業団では、今後につきましても、CO2排出削減や未利用エネルギーの有効活用に向けて検討を続けてまいる所存であります。」
【再質問】「事業の規模について伺う」。
【事務局長答弁】
「事業の発電規模としましては、緊急放流施設による小水力発電につきましては、最大出力を約50kw、年間発電電力量420,000kwhとしており、一般家庭約80戸に相当するものです。
調節池を利用した太陽光発電につきましては、最大出力を約275kw、年間発電電力量275,000kwhで、一般家庭約55戸相当としています。」
初めての出席、登壇で勝手がつかめず、緊張しました。他市町からの選出議員の方には、長年にわたり水企業団議員を勤めている方もいて、迫力のある質問をされていました。まだ、こちらは一夜漬けといった状況で、経験と知識不足を感じました。