夜間照明設備の故障でグランドが使えない。スポーツの秋なのに‥‥
仕事が終わった後で、地元の消防団がソフトボールの練習をしようと思ったら、中学校のグランドが使えない? 少し前に、消防団第38分団庭塚(紺野淳分団長)の幹部の方から相談があった吾妻中学校グランドの夜間照明設備の問題点について、10月1日(日)夕方6時30分に、現場での確認作業があり参加しました。8灯がセットになった夜間照明設備が、6基中3基が故障等で点灯せず、暗くてグランドが使えない状態です(中央の写真)。
「中途半端な照明でキャッチボール等をしていて怪我でもしたら危ないと思います」と、消防団のNさん。「でも、北信中学校はもっとひどく〝全滅状態″?と聞きました」
翌日2日の午後、議員控室で数人の議員とこれを話題にしたら、隣の席にいた誉田議員は、何と北信中学校PTA会長でした。早速、学校の教頭先生に実状を電話で伺っていただきました。
「今年1月くらいに、グランドに積もった雪の上にライトの機材らしきものが落下していたとの報告があり、どうやら安定器らしいということに。その後、教育委員会に相談するも、予算を付けるのは難しいとの話を受けて、危険防止のために他にもダメになっている部分を取りあえず外すことになったとか。そのため、現在、60灯の内20灯くらいしかついてない状況です」とのことでした。
早速、所管の教育委員会に連絡をし、両校の状況等を伝えつつ,他の状況も伺いました。
話の中では、「学校開放事業の一環として、昭和50年代から始まったから屋外運動場の夜間照明の設置も小中学校22校になったが、設置から30年以上が経ち、宅地化などグランドの周辺環境の変化や設備の老朽化が進み、抜本的な見直しとリニューアルが必要な時期を迎えているという認識にある」ことを確認できました。いろいろ検討にもかかっているとのことですが、まずは実態把握と中途半端な状況下で事故等が起こるリスクが高まっている中で貸し出しを続けている状況に対して、早急にどうするのか判断すべきとも思われました。さらに、貸し出し窓口となっている学校当局に、設備の問題が寄せられ、教頭先生などが苦慮していることなども出てきました。
ところで、今回伺った契機となった地元から出されている故障個所については、早急に調査をしていただけることになりましたが、修理費用がかさむ場合は先送りになりそうです。今回、福島市が抱えている改善すべき事項がまた一つ、見えてきました。
2018年1月5日、教育委員会で担当者に伺いました。「まず、漏電ブレイカーに異常があるので修理が必要ですが、年末に見積もりが通りましたのでこの春に修理。次に不具合の箇所を調べて今後の対応という2段階で進めていきます」とのこと。今後、修理等の対応は故障個所や修理費用などを見ての再度の検討になりそうです。途中経過をNさんにお伝えしました。