16日の福島県沖地震による地崩れにより、幅7,8メートルにわたり埋められた農業用水路等の復旧工事の要望をいただきました。

3月27日㈰昼、庭坂水利組合・佐藤進組合長の急ぎの話で、問題が起こった現場に急行しました。この日は田んぼに水を引く前に行う、水利組合の役員による水路検分の日で、手分けして農業用水路を見て回る中で3つの問題カ所を発見したということでした。

 

一つは芳ヶ沢の山の中の農業用水路でした。3月16日の震度6弱の福島県沖地震による地崩れにより、水路が幅7,8メートルにわたり埋められた現場(写真①)で、水が堰き止められた状態でした。さらに沢の反対面の法面が2,3メートル崩れ(写真②)て木の根が露出していました。

 

もう一カ所は、馬洞門から山に入り、天戸川からの用水と富山からの沢水の合流する堰の北側の用水路でした。この冬の大雪による雪解けの水量が大幅に増したことによる土砂堆積で、水路が10m前後埋まってしまった現場(写真③)でした。水の流れは完全にストップしていました。

 

佐藤進組合長から現場での説明をいただき、「今回は重機を必要とする作業と思われますので、早急な市の協力をよろしくお願いします」との要望をいただきました。

 

翌28日㈪に、議員控室のディスクでマップにまとめた報告書をつくり、農林整備課を伺い、状況の説明をしました。田植えの時期の関係もあり早急な対応をお願いしましたところ、翌29日㈫に農林整備課職員の方が現場へ調査に入り、佐藤組合長から、直接説明を聞いていただきました。農林整備課の担当者の方との話で、田植えの時期実間に合うよう段取りをしていただけるようになった旨、佐藤組合長から話を伺いました。

4月初旬、農林整備課の担当の方から「今回の地震の復旧工事については、今後、補正予算を組んで倒木の除去、水路の土砂撤去、崩れた法面の補強等の工事をします。上流の土砂堆積にについては林務係と上流域の事業者との話し合いで、事業者側に撤去していただくことになりました」との報告をいただきました。