3月24日からほぼ1週間、庭坂小学校の暗渠工事が完成しました。ようやく「水はけ問題」が解決しました。

3月24日からほぼ1週間、庭坂小学校の暗渠工事が行われて、最終日には仕上げのローラーでグランドを固めて仕上げていただきました(写真下)。工事中の写真で報告いたします。元に戻ったグランドでは、4月3にはサッカーの試合が行われました。

この間の経緯を、2月に発行しました『市政報告第15号』から、ふり返りたいと思います。

—以前から、地元では庭坂小学校の校庭の水はけが極端に悪くなったのは、除染の表土埋設時に、敷設してあった暗渠管を壊したためではないかとの疑問を持たれる方もいました。

昨年6月17日の庭坂小学校の学校評議員会の折、校長先生に「校庭の水はけの問題は解決したのか」とお尋ねしましたが、「まだなんです」との答えが返ってきました。

その後、担当所管を尋ね歩きましたが、「予算がない」との鈍い反応でした。情報を集める中で、最終的なカギをにぎるのは除染工事の窓口であった「環境再生推進室」であることから、直接相談に伺いました。グランドの水はけが悪化した原因は、「除染作業中に誤って既存の暗渠を壊したためか」、「埋め戻しに使った山砂か」となり、調査が必要となりました。

昨年8月27日開催の「第17回吾妻地区除染等対策委員会」の席上、環境再生推進室の報告が終わった後の「その他」のところで、吾妻地区自治振興協議会の中原利彦副会長(学校評議員)と校長先生から、この校庭の水はけ問題が出されて、今後の調査と改善が公の場で確約されました。

そして、昨年11月下旬、環境再生推進室担当者から、「この間の調査結果を踏まえ、『原状回復として』今年度中に暗渠工事を実施することにしました」との報告をいただきました。除染による表土埋設が行われた際に、従来あった板状のドレイン(排水溝)が壊されてしまったと思われます。

工事個所はプールの西側のグランドです。今回は、原状回復として、直径150㎜の主管を中心にして、直径75㎜の左右10本の枝管を矢羽根状に敷設するものです。学校関係者とともに、合同地区民大運動会で盛り上がる地域にとっても一安心です―

関係者の皆さんには感謝申し上げます。