国土交通省東北整備局副局長の上坂克巳氏が語る「東北中央道がつなぐ未来」、千載一隅のチャンスを活かせば「60万商圏」が見えてくるのか。

10月15日㈪、米沢市の『伝国の杜』において、平成30年度福島市・米沢市・相馬市・伊達市議会連絡協議会(四市協)全体会議に続いて講演会が開かれました。講師は国土交通省東北整備局副局長の上坂克巳氏、演題は「東北中央道がつなぐ未来」でした。

話の最初は、東北中央道と上坂氏との係わりについてです。

平成14年から2年間は福島河川国道事務所長として福島―米沢間の新直轄方式(無料高速)と阿武隈東道路新規事業化があり、平成26年から約3年間は山形県県土整備部長として東北中央道の利活用による地域活性化協議会副会長としてかかわるとともに、道の駅「米沢」の企画に参画しています。そして、今回の講演です。

次に、道の駅について。山形県県土整備部長在任中の平成28年3月に、「やまがた道の駅ビジョン2020」を策定。この中では、「やまがた道の駅」が目指すべき将来5つの将来像、「山形らしさ」の数値目標を設定するとともに、「東京オリンピックが開催される2020年代初頭までに、山形らしい魅力ある『やまがた道の駅』を現在の18駅から30駅程度に増やし、活用することにより、観光振興、地域の産業振興等による『やまがた創生』に資する」としています。

※ネットで調べると、翌4月から上坂県土整備部長自らが先頭に 立って県内35の市町村に足を運び,各首長に直接ビ ジョンの概要を説明し,道の駅の整備と地域振興等について意見交換を行うトップセールスを展開しました。

話の中で、特に重点道の駅「米沢」については、山形県への玄関口としてインバウンドにも対応した観光総合窓口とし、山形県内全域周遊観光のゲートウェイとして国内外に広く情報発信している状況を説明いただきました。

3点目として、東北中央道の整備効果です。ここでは、特に福島市と山形市間の〈東北中央道〉と〈山形道+東北道〉を使った場合の時間・距離・料金、さらに走行性について比較し、今後、福島大笹生IC~山形上山IC間がつながると東北中央道の選択優位性が生まれることを指摘されました。

最後に、相馬~伊達~福島~米沢の連携に向けて触れ、この間中央道に関わってきた上坂克巳副局長だから見通せる近未来からの「ひとり言」として、①米沢・霊山との差別化をした独自コンセプトの道の駅「ふくしま」(仮称)の立ち上げ、冬期交通情報の的確な発信等による「道の駅」の継続的進化、②相馬港における仙台塩釜港・小名浜港との差別化で相馬港+相馬湊に、③中核市福島「連携中枢都市圏+α」で40万人➔60万人へのポイントが、無料高速東北中央道の徹底活用にあり、千載一隅のチャンスを実現できるかは、「皆さんの『東北中央道への思い』にかかっています!」とまとめられました。

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