二子塚新田地内の須川堤防付近の農業用水が下流のコンクリート橋でゴミが詰まり、「流れが逆流して大変なことになっています」

6月3日㈰夕方、庭塚東南部水利組合長さんから急ぎの電話がありました。

「二子塚新田地内の須川堤防付近、地区内を流れてきた農業用水が須川に流れ込む手前のコンクリート橋にゴミが詰まり、流れが逆流して大変なことになっている。関係者が集まって2日間かけてゴミの除去をしてきたところで、ぜひ、現場を見に来て欲しい」

20分後。第一発見者のSさんの自宅で待ち合わせて、軽トラに乗り換えて須川縁の現場へ(写真上)。話の発端は、畑わきの農業用水路の水かさが溢れていて、驚いたSさんが原因と思われる隣の耕作放棄地の竹藪をチェーンソーで切り開いて通路を作り、奥にあったコンクリート橋にゴミが詰まり流れをせき止めていたのを発見したといいます。
早速、関係者が集まり、2日間がかりでどうにかゴミを撤去できたところで、今回の電話があったという次第です。以前は桃畑などがあった所が耕作放棄され、竹林化。水路に流れ込んだ落ち葉やゴミを上げる人もなく、数十年来の溜まりに溜まったゴミが流れをせき止め、集落の方に逆流させた訳です。現場に集まったSさん、庭塚東南部水利組合長さん、水利組合の庶務であり庭坂地区地域資源保全会の副会長のWさんと今後の対応を話しました。その中では、「平成の阿武隈川の河川改修の時、須川も改修されたが、今回の区間3、400メートルは改修されず、水路の流れがよくないことも原因の一つ」という話も出ました。
後日、市役所本庁の農林整備課と須川の河川管理をしている県北建設事務所を伺い、実状を説明して、今後について相談しました。①水路の管理は利用している地元集落の皆さんと水利組合の皆さんでの協力で流れを確保して欲しいこと、②河川改修の際に工事ができなかった区間についての原因とこれからの対応について説明いただきました。

この2点については、6月16日㈯午後にSさん宅に先ほどの関係者の皆さんに集まっていただき説明いたしました。今後、水路を利用している集落の皆さんに集まっていただき、地元水利組合の協力を得て対応していく方向性を確認できました。