復興庁福島復興局長の木幡浩さんを講師に「これからの福島復興と県都福島」と題して会派勉強会を開催しました。

6月1日午後3時から福島テルサ会議室において、復興庁福島復興局長の木幡浩氏を講師に「これからの福島復興と県都福島」と題して、会派勉強会を開催しました。1時間の予定を大きくオーバーし、木幡氏の地元への熱い思いが伝わるものでした。

講演は、除染等の進捗状況とインフラ・生活環境、そして産業・生業の復興について。そして今、復興・創世の新たなステージを迎えつつあることを解かりやすく紹介いただきました。福島特措法の改正➡イノベーションコースト構想の法定化により新産業の推進に向け動き出している県内の状況と、残る課題と新たな課題について復興の先を見据えた対策の必要性を説かれました。

最後に、県都福島市に期待するものとして、福島復興を牽引するシンボル都市として復興の新ステージに適応した都市経営と、中核市移行を契機とした街づくりのグレードアップ、住民サービスの向上を挙げられました。

木幡氏は飯館村出身で自治省入省後、地域経営や危機管理、政策金融と幅広く実績を積まれてきた方です。岡山県副知事(H25.4~H27.7)、香川県政策部長(H14.4~H16.3)、消防庁消防大学校長(H27.7~H28.6)、総務省自治財政局公営企業課長(H25.4~H27.3)、地方公共団体金融機構経営企画部長、資金部長(H21.7~H24.4)などを歴任し経験豊富な上、福島活性化の具体的なアイデアもいろいろ語られました。初対面でしたが、お話を伺いながら情熱のある方で気さくなお人柄にも好感が持てました(失礼しました!)。なお、今回の原発災害で飯館村から福島市に避難してきていたお母さんは、福島に家を建てられたとのことでした。