築後60年「さくら住座」(岡山市)の再生事業について、現地調査も行いました。

2月9日、建設水道常任委員会の行政視察で、岡山市役所を訪れ、「さくら住座再生事業について」聴取するとともに、市のマイクロバスで案内していただき現地調査も行いました。

岡山市都市整備局住宅課では、市営住宅のストックを総合的かつ効率的に活用する観点から、平成19年に「岡山市住宅基本計画」、「岡山市営住宅ストック総合活用計画」を策定。「建替」、「改善」、「維持保全」の3グループに分けて、建替グループは、拠点性・利便性、高度利用可能性が高く、拠点となりうる基幹団地等に、周辺の団地を統合しながら建替えていくことにしています。

今回は、建築後60年を迎え、老朽化の著しい「さくら住座」について、周辺に立地する「門田白鳥住座」を統合して建替える計画です。

整備戸数は、さくら住座の104戸、岡山県から移管された72戸、門田白鳥住座の72戸について、空家戸数等を考慮、精査した上で建替え必要戸数を176戸としました。

また、当初は一括整備する予定でDB方式で発注しましたが、事業の長期化等により事業者側のリスクが大きく、応募事業者がなかったため、1期と2期に分けてそれぞれ88戸ずつ発注となりました。

視察時には、すでに1号棟は完成し、2号棟は平成29年5月完成予定で伺った時は外部足場解体中で、これから外構工事に着手するところでした。写真は、視察の現地調査で1号棟から2号棟を見たアングルです。建て替え前は、耐火4階建と簡易耐火2階建のさくら住座でしたが、もうすぐRC造12階建・2棟の共同住宅に生まれ変わります。