県市議会議員研修会に参加。次の議会改革のカギは「対話」です。

dscf251110月28日㈮、会津若松市で平成28年度の福島県市議会議員研修会が開催されました。主催は、県市議会議長会と東北市議会議長会で、風邪で欠席の1名を除き全議員が参加した福島市議会はじめ県内13市議会から約320名が出席。県市議会議長会会長の目黒章三郎会津若松市議会議長のあいさつ(写真)に始まり、講演と続きました。

講師は、青森中央学院大学経営法学部准教授・早稲田大学マニフェスト研究所招聘研究員の佐藤敦氏。「『対話』が創る議会からの『地方創生』」をテーマに、全国の議会改革の先進事例、さらに「対話」を起点とした政策形成サイクルについて理論と実践を紹介しました。

特に、自己満足型の議会改革ではなく、「地域課題を解決する議会」=住民の役に立つ議会改革が、これからの第2ステージと力説。ここでのポイントが、意識的に「対話」を大切にすることといいます。特に議会では、イキナリ「討論」から入りがちで質の高い結論を導き出せていないのが現状。大事なことは、「対話」⇒「議論」⇒「討論」の進め方で、違いに耳を傾け、意見の多様性を知り、新しい知見を得る「対話」から、お互いの立脚点を明らかにし、相手を論破する「討論」に向かうべきといいます。「議会も市政報告会でも、この改善でいいアイデアも出るし、前向きな気持ちも引き出せます」。

最後に、議会報告会や議員間討議について、ワークショップ形式の導入や意外と見落とされている設備や場の雰囲気づくりについてもアドバイスをいただきました。すぐにでも取り入れることができるアイデアをいただき、ぜひ、改善していきたいものです。