相馬市の「投開票事務」における先駆的な取り組みを視察
2月5日、総務常任委員会の行政視察で相馬市役所を伺いました。
福島市では、昨年暮れの第47回衆議院議員総選挙において、期日前投票と開票作業における2件の事故が発生しました。今後の再発防止に向けて所管する選挙管理委員会に事情聴取するとともに、今回、開票事務において先進的な取り組みが全国的に注目されている相馬市を視察しました。
まず、驚いたのが、「選挙の事務は選挙管理委員会の仕事だろう」と思っていたら、開票は一般職員からなる、それも自ら手を上げるものが4分の1という「開票プロジェクトチーム」が主体という全庁的な取り組みでした。選管委員の協力のもとに、本番までに研修を1回、シュミレーションを8回行う。さらに、PDCAサイクルを2回以上まわし、改善に自分たちで知恵を絞っています。
一番の成功のポイントは、市長の本気度とリーダーシップといいます。この取り組みの成果が、事務従事者を減らして開票時間を短縮し、経費削減に現れたばかりでなく、職員意識の改善から市役所全体の意識改革に及び、行革や地方分権への一歩となっているといいます。学ぶべき点が多い視察でした。(写真は、今回説明していただいた開票プロジェクトメンバーのI建築課長補佐。手にしているのは、いちごパックを利用した分類器です。)