4月 25 日は建設水道常任委員会の所管事務調査があり、「除雪に関する調査」に基づき、現地調査と当局説明、意見開陳を行いました。
4月 25 日(月)は、午前午後と建設水道常任委員会の所管事務調査がありました。過日決めた調査テーマ「除雪に関する調査」に基づき、現地調査と当局説明、意見開陳を行いました。
現地調査は、市内さくら地区にある福島市維持補修センターにおいて、神田礼二所長から除雪機械の維持、管理状況について説明を受け、意見交換等をさせていただきました(写真中)。
午後は、建設部の車田和昭部長はじめ建設部関係課の皆さんから、➀本市における除雪体制―「福島市道路除雪計画」と除雪体制の現状・課題について、②今後の取り組みについてお伺いして、その後に質疑を行いました。
今後の取組みでは、現在検討している「除雪力強化パッケージ~雪に立ち向かうまちづくりを目指す~」について、案の概要を説明いただきました。
1.準備体制の強化で、①気象情報の収集②除雪体制の構築及び早期出動③機器資材の確保。
2.降雪状況の解析で、①市内全域の降雪状況の把握・解析②除雪優先箇所の抽出・選定③庁内での情報共有。
3.除雪体制の強化で、①庁内の横断的連携②県及び除雪業者との連携強化③除雪経費の適正化④除雪従事者の人材育成。
4.情報発信の強化で、①SNSによる発信②HPでの発信強化③除雪作業の広報PR。
5.市民への除雪活動支援で、①各種団体への除雪支援(町内会,PTA,企業,商店街等)②小型除雪機購入費への助成。
説明を伺った中で、これらの前提として、広域な福島市内の降雪量の客観的な把握、累積データを基にした対策の必要性を感じました。気象庁で観測している地点は、松木町、鷲倉、茂庭の3カ所だったと思います。除雪を担当しているベテラン職員の方の認識として、「市役所周辺が積雪15センチの時は、庭坂地区富山あたりは積雪40㎝くらいです」と伺いました。
実際、町庭坂から通勤する身として、冬場の路面の積雪を経験上言えば、市街地から車を西へ走らせた時、東北自動車道を越えると約10㎝、フルーツを超えると約10㎝、広域農道を超えるとさらに約10センチ以上と、明らかに積雪量の増加が見えてきます。松川渓谷沿いに流れ込む積雪の多い地域の偏り、冬場と春先の南岸低気圧による降雪、地域における学校周辺の歩道除雪(写真下)や一人暮らしの高齢者世帯等の除雪等における地域の協力体制づくりなど、福島市の実態に基づく除雪の改善策を考えていかなければなりません。