経済民生常任委員会の所管事務調査が再開され、今月1日から再開された古関裕而記念館の現地調査を実施しました。

この間、新型コロナウイルス感染症の影響で中断されていた経済民生常任委員会の所管事務調査が再開され、6月30日午後には委員総勢8名で今月1日から再開された古関裕而記念館の現地調査を実施しました。

今回は、今年3月に一部リニューアルを行った記念館の館内状況や連続テレビ小説「エール」放送による反響等を、村上敏通館長(写真1、右側)から直接聴取できました。

県外からの来訪が可能となった先週末20日土曜日の来館者が342人、21日日曜日が451人と1週間前の約1.5倍に増加。コロナ対策の影響もあり、最大で1時間待ちの状況も出てしまい、急遽対応策として、待っていただく間に隣の音楽堂(写真2)へ案内して、パイプオルガンやピアノ、フルートなどで古関裕而作曲の名曲を演奏しておもてなしを企画したところとても喜ばれたとのことでした。

この件があり、現地調査当日は予定では知らされていませんでしたが、まず音楽堂へ案内されて、パイプオルガンでの古関メロディとバロック音楽のおもてなし演奏を聴いてからの現地調査のスタートとなりました。うれしいサプライズで、古関裕而記念館と隣の音楽堂との連携したおもてなしが新鮮で委員からも好評でした。

まず、今回の現地調査は、連続テレビ小説「エール」放送に合わせた館内の部分改装されたところを案内いただいた後に、サージカメラ導入(写真4)などのコロナ対策をはじめとして、「エール」放送による反響等を説明いただきました。

➀新型コロナウイルス感染症の影響によるキャンセル状況は、今年2月から7月までで9,253人でした。一番多かったのは5月の3,722人です。

②再オープン後の来館者の状況は、6月1日から28日までで5,141人で前年比149%。福島市内は328人で、94%は市外のお客様でした。

③エール放送後の反響は、ドラマにおける古関裕而像と自像との違いを指摘するものや、自分の校歌が古関裕而作曲かとの問い合わせがあった。

④お土産等の物販状況(写真4)は、6月28日現在、総売り上げが98万円で昨年の33万円の約3倍です。民報社の「古関裕而CDベスト30」が90枚販売でき、まだ伸びそうです。福々和本舗のお菓子も販売されていました。

⑤8月から団体客の受け入れ予定で、今後、エール放映が一段落したらリニューアルの予定です。

その後は、調査に参加した委員からの質疑があり、市役所に戻ってきてからの意見開陳となりました。