「古関裕而氏を活かした賑わいの創出に関する調査」のために、MFJ代表の三浦尚之氏に意見をお伺いしました。

115日㈬、まとめ役を務める経済民生常任委員会(経民)では、今回の所管事務調査「古関裕而氏を活かした賑わいの創出に関する調査」のために、福島市音楽文化総合アドバイザーであり、ミュージック・フロム・ジャパン(MFJ)の代表を務める三浦尚之氏に参考人として意見を伺いしました。50年先、100年先へ、福島から開かれていくの希望の灯に期待感が膨らんできました。

まず、今回のNHK朝ドラ「エール」招致に係るこれまでの取り組みと経緯について、ミュージック・フロム・ジャパン(MFJ)のこれまでの人脈を通じて実現可能になったことを伺いました。

次に、古関裕而氏を活かしたまちづくりの将来像では、昨年9月に市役所文化課に提出していただいた「古関裕而音楽コンクール企画(案)」について、紹介いただきました。NHKのエール放映により、国内はもとより、ケーブル等により海外、アメリカやヨーロッパでも視聴できることとなります。ドラマの内容とともに古関裕而氏本人への関心の広まり、さらに古関音楽とその業績を受け入れていただく国民的下地が一気に出来ることになります。このタイミングでの「古関裕而音楽コンクール」の企画スタートです。

「毎年でなくても2年に一度でも、若い人たち、子供たちに夢を与えることができるのではないでしょうか。50年、100年と継続していくことが、私の希望です。実現できればうれしいです」と、福島から開かれていく未来に希望の灯をともされました。

この企画書には、懸賞や副賞、審査員名まで具体的に記入されていて、開始時期も「2021年度から」となっています。福島市に、議会に、福島市民に、やる気さえあれば、すぐにでもやれそうです(当然、現実的には予算等もありますが、三浦先生というキーマンの存在が大きく、お話では敷居はそう高くはなさそうですが……)

最後に、音楽や芸術を生かしたまちづくりにもたらす効果や魅力について話されました。特に、音楽堂に既存のプロの小編成の福島出身音楽家によるオーケストラを創設する企画()には楽団候補演奏家名簿(案)も添付されています。これまた、すぐに取り掛かれそうです。企画書の事業内容には、2021年度4回開催とあります。

今回の参考人招致において、三浦尚之氏がNHKのエール放送開始に向けてNHK関係者の皆さんに熱く語られたその熱量と同じくらい熱く、次にやるべきことを経済民生常任委員会の各委員に向けて発信されたと受け止めました。このタイミングを逃さず、50年先、100年先を見据えたプロジェクトをスタートさせるべき使命を負った気がしました。皆さんは、いかがでしょうか。