福島県市議会議員研修会では、中村健(けん)氏に演題「地方創生は議会からはじまる」で講演いただきました。

12月23日、郡山市で福島県市議会議員研修会があり、福島市をはじめ県内13市の市議会議員357名(福島市議会30名)が参加しました。

講師は、早稲田大学マニュフェスト研究所事務局長の中村健(けん)氏で、「地方創生は議会からはじまる」の演題で、一番の関心事という‟持続可能なまちづくり“に向けて、「地方議会が一つにまとまることで地域課題を解決して、地域の未来を創造していける。議会の視点が変われば執行部が変わる。執行部が変われば地域が変わる。福島から日本を変えていきましょう。地域を創るのは議会です」と、熱く語りました。

改革を見えなくしているキイワードは、「こういうもんだという思い込み」。「こちら側だけで考えるのではなく、相手のニーズを確認しているか?」という、世間では当たり前の気づきですが、議会や行政現場では一皮むけていない現状です。

一方、「今、地方議会はリアルな現場の課題を解決する活動が増➚」ということで、課題解決のための調査から実行、評価までの政策サイクルに沿った所管事務調査の重要性にふれましたが、福島市議会では取り組んでいる状況です。

帰りのバスの中。梅津議長の解散前のあいさつでは、講師の話「制度や政策、予算や計画を変えられるのは、議会がまとまらなければ実現しない(チーム議会)」をもとに、議会がまとまることに対しての投げかけがありました。

ちなみに、講師の中村氏は徳島県立池田高校から福島大学経済学部入学で、ボート部で5年間学生生活を送り、福島とは縁のある方です(同窓生でした)。JR四国に3年間勤めて、27歳で徳島県川島町の町長に初当選して2期務め、その後、早稲田大学院公共経営研究科に入学されました。

主催は、東北市議会議長会・福島県市議会議長会。「いつもは後半眠くなるが、今回は面白くて最後まで聞くことができた」とは、大先輩のナマの声でした。