静岡市清水文化会館マリナートを調査後、議員提案条例「がん対策推進条例」について詳細を伺う

10月30日、この施設を会派で調査しました。
平成24年8月にJR清水駅の東地区拠点施設としてオープンした施設の特徴は、多目的大ホールが音楽ホールおよび劇場としての専門ホール並みの性能を持つこと、さらには、幅広く対応できる多機能ホールでありつつも音楽ホールや劇場としても必要な機能を持つ小ホール等で構成されていることです。

特に、事業手法はPFI方式を採用し、民間事業者の経営ノウハウや技術能力活用して、設計・建設・維持管理・運営の全てを一体的に行うことにより、質の高い公共サービスの提供と事業コストの削減を実現。注目は運営面において、開館以来の施設平均稼働率が大ホール84.6%、小ホール70.5%など高い実績を上げていることです。

翌31日は、静岡市役所本館会議室で議員提案条例「がん対策推進条例」について、議会事務局調査法制課の皆さんに話を伺いました。

静岡市議会では、平成31年2月定例会において全議員発議による議員提案条例として「静岡市がん対策推進条例」を上程し全会一致で可決。がん対策に関する議員提案条例としては、政令指定都市では8市目ということです。

今回は、条例制定の背景から「(仮称)静岡市がん克服条例検討会」の設置、意見交換会の実施、パブリックコメントの状況など制定までの経緯を調査研究できました。

また、静岡市議会事務局法制課の役割として、条例制定に向けた調整及び文言修正、他事例の調査などであり、さらなる知見が必要となる場合は、各課で任命される政策法務担当者や、市当局の政策法務課に問い合わせをするなど、体制が整っているとのことです。