福島大学の農学系新学部が「食農学類(仮)」として平成31年スタート予定。

1126日㈯午後から、福島大学L講義棟教室で「福島大学農学系教育研究組織がもたらす効果について」というテーマでの勉強会があり参加しました。主催は、「福島大学農学系人材養成組織設置期成同盟会(会長:小林福島市長)」で、福島大学が共催。

dscf2891最初に、テーマに沿って準備副室長の小山良太教授が基本構想を説明しました。

概要は、平成314月に「福島大学食農学類(仮)」として入学定員100名(収用定員400名)程度・専任教員数38名程度で開設。「食品科学」「作物・栽培学」「生産環境学」「農業経営学」を4つの専門領域とします。学類棟は現在ある福大キャンパス内のうつくしまふくしま未来支援センターの北隣りに建設を予定し、実習農場は選定中といいます。

地域課題解決型プロジェクトと一体的に展開する農学実践型教育を目指すということで、3つのプロジェクト群を掲げています。1、“原子力災害からの地域農業再生”プロジェクト、2、“地域ブランド・食の安全”プロジェクト、3、“もうかる農業・先端技術の確立”プロジェクトです。

今後のスケジュールは、平成29年度に設置計画書提出、30年には学類棟建設工事・設置認可取得(予定)、そして31年には学類設置・学類棟完成(予定)となります。dscf2896続いて、理事・事務局長の若井祐次氏が財政面からの福大を取り巻く現状を説明しました。

今回の勉強会には、県北・相馬地方の自治体関係者や商工関係者がL-2教室を埋めて、地域の関心の高さを感じさせました。今後、この日集まった県会議員、市議会議員、行政職員、商工会議所関係者、JA関係者など、オールふくしまでのさらなる支援の盛り上がりを期待します。