11月8日㈫、福島市・米沢市・相馬市・伊達市議会連絡協議会(四市協)の全体会議と講演会が福島市のテルサホールにおいて開催されました。

11月8日㈫、福島市・米沢市・相馬市・伊達市議会連絡協議会(四市協)の全体会議と講演会が福島市のテルサホールにおいて開催されました。4市議会から議員89名(福島33名・米沢23名・相馬14名・伊達19名)が参加し、今期会長を務める梅津政則・福島市議会議長が座長になり、令和2年度事業経過報告と来年度事業計画の協議(写真上)を行いました。

今回の事業経過報告では、7月から8月にかけて国土交通省東北整備局の山形・福島・いわき各国道事務所、東北整備局への要望活動を行い、例年実施していた国土交通省、復興庁、自由民主党、福島・山形両県選出国会議員へはコロナ禍の影響で郵送による要望を行いました。

今回の要望項目は、一つは今年度末までの全線開通の見通しが見えてきた東北中央自動車道(相馬~伊達~福島~米沢間)の整備促進についてです。

二つ目は、地域の暮らしを守り活性化を図る道路予算の確保。

三つ目として、今回、新たに付け加えられた要望項目が、東北中央自動車道(相馬~伊達~福島~米沢間)全線開通後の地域振興についてです。この中では、東北中央自動車道(相馬~伊達~福島~米沢間)を利用する際、東北自動車道桑折JCT~福島JCT間の有料区間を乗り継ぐ場合には、当該区間の高速道路料金の無料化を行うことができるよう、無料化に必要となる財源措置を含めた対策を図ることなどが盛り込まれています。

なお、今回の講演会では、福島県史学会会員の柴田俊彰氏(写真中)が「命をつなぐ道・復興を支える道へ~米沢と福島をつなぐ道の歴史から~」と題して、➀中世の伊達市の時代の軍用道路としての米沢街道②近世の上杉氏の参勤交代の道(写真下)、廻米の道③明治と昭和の改修があった万世大路④栗子ハイウェイ国道13号⑤東北中央道の歴史を当時の絵図や写真をもとに紹介されました。とても興味深く拝聴させていただきました。