「多少借金はしても積極的に攻めの姿勢で」ー3月定例会議を前にした会派と市長との懇談会がありました。

2月21日、3月定例会議を前にした会派と市長との懇談会がありました。当面する諸課題に対しての議員からの質問に対して、明確な意見と今後の方向性が指し示がされ、説得力のある歯切れのよい答弁がありました。

4月の中核市移行については、「連携を深める点では、市長になってから周辺市町村長に挨拶に行きました。あまりカタチにこだわることなく、駅前の再開発を含めて周辺市町村から頼られる街になることが大切です」。公共施設の戦略的再編整備については、「西庁舎、老朽化施設など全部テーブルに載せてガラガラポンで考えたい。今年1年で検討して大方の方針を示したい。公会堂の閉鎖が残念で、私としては民間活力を生かしながらコンベンションを一番先にやりたいが、時間がかかってしまう。『お前が来たからやりたい』という声に応えられず、いろんな会議が逃げられていて遺失利益が極めて大きい」。

伊達市のイオン問題については、「イオンはイオンでメリットがあるが、周辺企業から雇用を剥がす。全否定でなく両立しないものはだめだ。県北全体はうまくいかない」現状分析のクリアさ、市政進展の方向性をリアルに見ている点が力強くも感じました。

「趣味でやっているわけではない。これまでの市政は内向きでやってきたんではないか。少しでも多くの市民サービスに応えられるよう、多少借金はしても貯金を切り崩しても積極的に攻めの姿勢で臨んでいきたい」とも。

50分間の懇談会でしたが、力強さとバイタリティを感じました。それにしても、現状は連日、数多くの会合に追われている状況です(まだ就任3カ月なので致し方ないか)。執務に集中できる環境が整備されたら、木幡氏の持つパワーがより市政進展の推進力として活かされることと思いますが、もったいなくもあります。(文責・二階堂)