平成29年度福島西部環状道路建設促進期成同盟の総会開催

5月30日、平成29年度福島西部環状道路建設促進期成同盟(会長 渡邊博美 福島商工会議所会頭)の総会が、エルティで開催されました。一般国道13号線福島西道路は、福島市の環状道路として重要な路線で、現在、供用区間7.7キロメートル全線が4車線化されて都市計画道路・小倉寺大森線と連結したことで、中心市街地の渋滞緩和など基幹交通の円滑化に大きく寄与しています。

今回承認された平成29年度事業計画では、関係機関に対する要望として、①都市計画道路小倉寺大森線から一般国道4号までの南伸区間、約6.3キロメートルについて確実かつ継続的な事業推進②都市計画道路・北福島幹線までの北伸区間の事業化の2点です。

特に、南伸は東日本大震災で一時通行止めとなる甚大な被害を受けた一般国道4号の代替路線となり、高度救急医療機関である福島医大病院への搬送時間の短縮や患者への負担軽減など救命率の向上につながるものです。さらには、最先端医療の拠点として福島医大病院に隣接した「ふくしま国際医療科学センター」へのアクセスが向上することから、医療関連企業等の誘致を進めるうえでも大変重要となります。

なお、今総会においては、東北整備局福島河川国道事務所の調査第二課の舟山太一郎課長(写真下)による「一般国道13号線福島西道路(Ⅱ期)の計画概要と進捗状況」について、レジメをもとに説明をいただきました。「事業の進め方」の中で、Ⅱ期延長6.3キロメートルの区間の用地取得率は35パーセントとのことでした。