東海市の“にぎわい拠点・交流拠点”『ユウナル東海』ー会派視察①

DSCF7367DSCF7535東海市は、名古屋市の中心部から約20㎞圏内にあり、名古屋南部臨海工業地帯の一角を形成しています。

10月現在、人口11万3千人で毎年千人程度の人口増加が続いており、近隣には名古屋港・中部国際空港もある交通の要衝です。今年8月に竣工した『ユウナル東海』は、町の中心である名鉄太田川駅の西地区の市街地再開発事業として、市の文化創造の拠点となる総合文化施設、商業施設、共同住宅からなる複合ビルで、10月4日にはメインとなる東海市芸術劇場がオープンしたばかりです。周辺には、ショッピングセンター「ラパス太田川」や日本福祉大学も進出しています。

視察に訪れた10月20日は、『ユウナル東海』内の会議室で、「太田川駅周辺地区中心街整備について」説明を受けた後、館内を案内していただきました。使い勝手のよさそうな劇場だと感じました。座席も広く、客席と演者までの距離が近く、傾斜を強めて後部席からも見やすく工夫されていました。市では、劇場の活用促進を図るため、「ユウナルフレンドメンバーズとして年会費1000円のプラチナ会員と年会費無料のユウナル会員を6月中旬から募集したところ、1000名目標のプラチナ会員が2000名を越え、いいスタートを切れています」と担当の方。さらに、「東海市ひとづくりパートナーシップ協定」を結び事業開催も実施しています。

愛称の『ユウナル東海』は公募で決まり、郷土の偉人・細井平洲が米沢の青年藩主・上杉鷹山公に贈った「勇なるかな勇なるかな、勇にあらずして何をもって行わんや」の「ユウ」と、鷹山公が子の顕孝に贈った「なせばなる なさねばならる何ごとも なさぬは人の なさぬなりけり」から「できる」という意味の「ナル」を表しています。