「福島市鳥獣被害対策実施隊の地元発令式」で出された問題点…

5月2日夕方、地元で「福島市鳥獣被害対策実施隊の地元発令式」があり、挨拶の機会をいただきました。当日は、9名の方が参加され、吾妻地区周辺での有害鳥獣駆除の現場からの話をお伺いできました。事前に、農業振興課に伺い状況を確認した上で、挨拶文を作りましたので、関係者以外の方にも知っていただきたく掲載いたします。

「本日の発令式にご案内いただきありがとうございます。 猟友会の皆様に協力をいただき、25年10月1日から条例が施行されて、『福島市鳥獣被害対策実施隊』が組織され、3年目です。隊長であるの農業振興課課長の下に、(地域の消防団と同じく)市の特別職として皆様にはお世話になっております。今回は、任命隊員182名のうち、庭坂では12名任命され、有害鳥獣駆除に当たっていただく訳です。これからは、8月のカラスの有害捕獲、11月のまき狩りの定例活動に加え、大きな地域の問題となっている有害イノシシの駆除があります。この間、(私も)昨年の9月定例会でのイノシシ対策の電気柵の補正予算要望の実現、捕獲用箱ワナ不足の訴えなど、(議会での)質問で取り上げてまいりました。今後とも、(農産物の被害を減少させ、人的な被害もなくすため、)高橋地区隊長はじめ、お集まりのみなさんのご協力をよろしくお願いいたします。」

この会合の場で、問題点がいくつか出されました。「駆除したイノシシは阿武隈クリーンセンターで焼却処分しているが、施設は土曜・日曜は休みです。しかし、実際の“まき狩り”は、仕事が休みの土曜・日曜になります。そこで、獲ったイノシシを放置できないので埋めるしかないのですが、100キロを超えるものもあり、穴を掘って埋めるとなると重機がないとできません。改善をお願いしたいのです。さらに、大笹生地区、庭坂の水沢、信夫台では野生の鹿の生息が確認され、この周辺だけで10頭位はいるのでは?と思います。天敵は人間のみなので、今後、繁殖した場合、農作物や高山植物の食害が問題になるのではと心配しています」とのことです。

今後、関係機関の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。