「御山墓地の急斜面の階段に手すりを設置してほしいんですけど…」

10月4日(土)開催の第52回吾妻地区文化祭の会場において、地区内の方から御山墓地の急斜面の階段に手すりを設置してほしい要望がありました。

早速、所管する環境衛生係を訪ねて話を伺いました。信夫山墓地は全部で約3,659区画あり、危険個所の手すり設置については優先順位を付けて検討とのことでしたが、昨年度は予算要求したものの予算確保ができなかったとのことです。現状は、市で管理する御山墓地をはじめ、岩谷墓地、渡利墓地、天王寺墓地の4か所の管理については、平成25年度の「墓地費」として整備費398万円が執行され、その内容は枯れ枝処理費318万円(当初予算は90万円で、2月の大雪被害で増額)が主でした。担当者の話から考えますと、今回の手すり設置については、新たな予算要望か、別の角度からの検討が必要となります。

ヒントとなるのは、一番新しくできた新山霊園ですが、「使用料」以外にそれまでの4つの霊園にはなかった「管理料・10年分10,000円」が設定されています。

御山墓地の場合、明治29年から利用され管理料はないまま今日に至っており、墓地の管理人事務所には嘱託職員が2名配置されております。墓地利用者の安全安心を大切に考えた墓地内整備を進めていく場合、利用者のご理解のもとで、公平公正な市政運営からの受益者負担の原則に沿い(複雑な問題を抱えていることは承知の上)、墓地管理料による整備という基本に近づく改善検討が必要に思われます。いかがなものでしょうか。

2015年2月23日、3月定例会議を前にした会派と市長との懇談会の席上、上記の件を説明し、今後の改善についてお願いをしました。担当部局に実情を聞いていただけることになりました。

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