昨年の台風19号で被害を受けた大堀川の取水口の嵩上げ工事が完了しました。

9月中旬、第2庭坂土地改良施設維持管理委員会の國井委員長から電話がありました。

「昨年の台風19号で、地区内を流れる大堀川が町庭坂の堀之内地内で堰に流木等が引っかかって氾濫して、数戸が床上・床下浸水の被害に遭いました。今回、台風シーズンを迎えて、被害に遭った方から、以前から堰のところに積んであった土嚢袋が流されたままになっていることに気づき、再度、土嚢を積んでほしい旨の連絡がありました」というものでした。

後日、現場に関係者が集まって確認すると、取水口付近で土嚢が積んであった場所は、長さ3.5m×高さ50㎝くらいでした。週末に、第2庭坂土地改良施設維持管理委員会の4名の皆さんに、吾妻支所からの土嚢袋を約1時間がかりで取水口付近に積み上げていただきました。その後、支所との話で、昨年の被害を繰り返させないためにも、今年度の大堀川の河川改修工事の計画の中でこの箇所のコンクリートによる嵩上げにより万全を期していただけることになりました。

10月12日㈪11時半から、嵩上げ予定現場での立ち合いがあり、参加しました(写真上)。雨の中でしたが、第2庭坂土地改良施設維持管理委員会の役員の皆さん、吾妻支所から支所長と担当の鈴木さん、工事担当の後藤土木さんが集まり、嵩上げ工事個所の打ち合わせを行いました。「地元としては、台風シーズンでもあり、早めに工事をしていただければ有難いです」との声が出ました。

10月21日㈬朝、経済民生常任委員会出席のために市役所駐車場に車を止めたその時に、「嵩上げ工事が完了しました(写真下の新しいコンクリート部分)」と、第2庭坂土地改良施設維持管理委員会の國井委員長からの電話をいただきました。

ふり返れば、昨年の台風19号では今回の工事個所の背後にある事務所、住宅が床上・床下浸水の被害に遭いました。関係者の皆さんの迅速な対応に感謝します。