吾妻地区除染等対策委員会で、福島市内の3カ所の仮置場を視察

7月29日㈮午後から、顧問をしている吾妻地区除染等対策委員会で福島市内の3カ所の仮置場を視察しました。委員会メンバー16名と吾妻支所から井上支所長他2名、本庁の除染推進室から安藤課長ほか5名が参加。8月現在、福島市内には、19カ所の仮置場が決まり、その内の約3分の2(6月1日段階で、搬入完了2か所・搬入中12か所)が稼働している中で、まだ仮置場が決まっていない吾妻地区として、今後を考えるうえで貴重な視察となりました。

DSCF0780最初に訪れた信陵地区第2仮置場は15番目に決まった場所で、平成28年度冬に搬入を目標にして、東北自動車道脇の平坦な休耕田2.1ha(民有地)を造成中でした。通学路もあるため、今後、トラックでの搬入は登校が終わった午前9時以降とすることなどを学校とも相談して決めたといいます。

次に訪れた中央東地区第1仮置場は、官公庁に隣接した立地の国有地で7番目に決まった仮置場です。既に仮置場への搬入が完了したところで、バスの車窓からの視察でした。

DSCF0822DSCF0851最後に訪れた中央東地区第2仮置場は広さ1万6千平方メートルで、すでに造成工事を実施しながら、搬入を開始していました。ヘルメットとマスクを装着して、仮置場内に入り、フレコンバッグに入った汚染土壌の保管状況を直接確認したり、実際に水質検査を行い、仮置場敷地内からの排水には放射性セシウムが含まれていない(ND…ノーデータ、最低下限値・15Bq/Kg以下)ことなどを確認しました。また、この仮置場は2軒の民家が隣接していて、ご理解いただいていることなどを説明いただきました。