東京都江東区の「オリンピック・パラリンピック教育推進計画」について、特別委員会で行政視察をしました。

4月24日㈫、福島市議会の「東京2020オリンピック・パラリンピック調査特別委員会(オリ・パラ調査特別委員会)」の行政視察で、東京都江東区の区役所を訪れました。

江東区では、テニス・バレーボール・体操などオリンピック12競技10会場、パラリンピックは車イスバスケ・ボートなど8競技7会場が予定されていて、全体の約3分の1の競技が開催されます。

今回の視察目的は、平成29年3月に区が策定した「江東区オリンピック・パラリンピック教育推進計画」について話を伺うことでした。
まず、計画推進の視点として、①「すべてのこどもが関わる」②「体験を通して実感を持って学ぶ」③「2020年、そして未来を見据えて取り組む」こととし、こどもたちが大会に関わって夢や将来への可能性を広げることを目指して、取り組み期間を大会前の平成28年10月から大会終了後まで4段階に区分して、さまざまな事業を展開(予定)しています。

具体的な取組みである「オリンピック・パラリンピック教育KOTOプラン」では、①児童生徒すべてが取り組む「全員プラン」、②特定の学年が取り組む「学年プラン」、③学校が独自に取り組む「学校プラン」、④教科等の学習として取り組む「教科プラン」、⑤こどもたちが任意に取り組む「特別プラン」があり、各プランを組み合わせて各学年年間35時間程度を目安として取り組んでいます。特に印象に残ったこととして、①では、いろいろなボランティア活動に取り組みボランティアマインドの醸成をして、区内の清掃や美化をオリンピックと結び付けられないか検討。③では、「オリンピック・パラリンピック給食」を計画したり、校内にオリンピック・パラリンピックで学んだことをコーナーを作り掲示。⑤では一流アスリートやその道の達人を招いて実技を学んだり、話を聞いたりと、具体的な事例をいろいろ紹介していただきました。福島市でも参考にできることが見つかりそうです。