「信夫山の柚子畑の除染が始まりました!」と、Yさんからの電話。

DSCF93594月12日㈫、以前、仕事でお世話になった森合のYさんから、電話がありました。柚子畑の除染が始まったことの報告でした。

2011年3月。Yさんにとって、会社を定年退職し、信夫山の柚子畑の仕事を引き継ぐことになっていた矢先の原発事故、柚子の出荷停止でした。どうしたものか悩まれ、話を伺いました。所管の農政部に相談。Yさんには、この間、始まっていた樹園地の除染についての話と、とにかく今後の柚子畑の除染に向けてエントリーしておくことが大切と伝えました。

昨年、平成27年11月30日に、農業振興課が御山地区の柚子栽培農家向けの樹園地除染の説明会を開催。表土除染の目的、今までの効果実績、作業の流れ、客土工、除去土壌の保管などについて説明がありました。4月12日に伺った担当の話では、信夫山の柚子栽培農家の約8割の方が実施の方向で、平成29年3月までの順次実施の予定です。そこで今回、Yさんの畑の番が来たということになります。

1日も早く、信夫山の柚子畑の除染が進み、柚子も基準値を下回る結果となり、県の出荷制限が解除される日が来ることを祈るばかりです。柚子味噌はじめ地元の特産品が地元の柚子を使って生産できるよう、そして冬の柚子湯にもとっぷりつかれるよう、その日が来るのが待ち望まれます。