4市協幹事会後、稼働中の伊達地方衛生処理組合・仮設焼却炉を視察

DSCF02957月7日、平成28年度の4市協(福島市・米沢市・相馬市・伊達市議会)幹事会が、伊達市の「りょうぜん紅彩館」で開催されました。協議事項は、平成27年度事業報告と平成28年度事業計画、今年11月8日に福島市で開催予定の全体会議についてです。また、7月8月に予定される国土交通省、復興省、自由民主党、地元選出国会議員への「要望書(案)」についても協議し、了承されました(写真上)。中身は、一つが「東北中央道(相馬~伊達~福島~米沢間)の整備促進について」で、もう一つが「地域の暮らしを守り活性化を図る道路予算の確保について」です。要望活動補足資料として、昨年に引き続き、今年も「東北中央道及び相馬福島道路の早期開通に向けたストック効果資料」を添付することになりました。

終了後、会場から4キロほど離れた所にある伊達地方衛生処理組合の仮設焼却炉を視察しました。私自身は、昨年2月12日に火入れ式に出席して以来で、今回、本格稼働していDSCF0313る姿を見ることができました。まず、バスから降りて管理棟に入る時に鶏糞のような匂いが気になりました。これは、焼却し減量化するため搬入してきた放射性物質を含んでいるフレキシブルコンテナの中身が、数年間保管する中で発酵が進んDSCF0321だため発生したもの。(後でわかったのですが、特に管理棟周辺に漂っていました。)

敷地内見学で注目を集めたのは、巨大な仮設焼却炉本体とガス冷却室でした(写真中)。

また、前回は建設中だった7つの灰保管庫に全体の28%ほど搬入が進み、その中の第1灰保管庫の中を見学できました(写真下)。放射線管理区域で線量が高いため、入口のドアを短時間だけ開けて中を覗かせていただいたというものです。この施設全体は、2019年6月30日で事業を終えて、その後9か月かけて解体されることになっております。