7月3日に令和元年の吾妻地区自治振興協議会が開催され、積極的な意見交換がなされました。

7月3日㈬午後2時から、令和元年度の吾妻地区自治振興協議会が吾妻学習センター2階で開催されました。

この自治振興協議会は、昭和32年に発足した福島市独自の広報公聴制度で、今回、吾妻地区の場合は地元選出の69名の委員と市長をはじめとする市の幹部職員が、市政に関する意見交換をする場となりました。

今回の協議テーマは3つで、①吾妻パーキングへのスマートインターチェンジの設置について、②在庭坂先達山地内に計画の大型太陽光発電施設計画の安全対策等について、③2020東京オリンピック・パラリンピックと高齢者のスポーツ振興による健康増進策についてでした。その後の市長とのテーマトークは、④農村部における高齢者対策、特にコミュニティバスの運行についてで、自由な意見交換がなされました。

私流にポイントをまとめますと、①については「市においても必要性を認識。地区協議会を設置し、必要性については今後、検討。現在、松川スマートインターでは1日2500台が利用しており、それ位はないと‥‥」と建設部長。

②については、「すでに市長意見として市民の安全安心を最優先とする『3項目』を県知事に提出。森林法に基づく開発許可制度もある」と環境部長。将来にわたる不安を払しょくするために、本市が開発業者との協定を結ぶ相手となりうることも農政部部長の答弁で確認できました。また、最大限に市民の安全を守っていくため、県の環境調査項目にある「30年に一度」を市のハザードマップにある「千年に一度」に見直しをすべきと説明者の意見に対して、「最大限に市民の安全を考えて、県に対して見直しを言っていきたい」と木幡市長が明言しました。

③については、ボッチャなどニュースポーツを活用した生きがいづくり、健康づくりを考えていることを担当部長が紹介。

④については、「なぜ継続しないかというと採算が合わないから。今後、様々な方法を提案させていただきたい。みなさんとも率直に話し合っていきたい」と木幡市長。

今回の吾妻地区自治振興協議会は、積極的な意見交換の場となりました。木幡市長にとっては女性からの発言がなかったことが残念だったようです。(文責/二階堂)